廣告社株式会社

東京日日新聞 （明治22年6月19日） 自社広告

明治21年5月1日、廣告社は京橋南鍋町1丁目1番地で創業した。明治35年の地図に「廣告取次 廣告社 湯澤精司」と記載されている。

『時事新報』の経済欄にヒントを得て、明治41年4月15 日に創刊した『日刊日本経済通信』の「創刊20周年記念号」（昭和2年5月5日）

大正9年に学生募集広告が始まる。これが後に「学校連合広告」に発展していく。（東京朝日新聞、大正9年2月13日）

関東大震災で社屋を焼失した廣告社は報知新聞社構内の仮事務所で営業を再開した。『東京朝日新聞』大正12年9月11日号外に社告がある。（東京朝日新聞、大正12年9月11日）

大正3年に京橋南鍋町に社屋新築。昭和5年の町名変更で京橋区銀座西5丁目1番地となる。

廣告社社章（三面天狗）

昭和3年11月10日の天皇即位礼に、「紙上提灯行列」のアイディアを実現した（『東京朝日新聞』）

日本新聞協会18回大会（昭和5年4月8日）で東久邇宮稔彦総裁から御沙汰書を顕彰

関東大震災で社屋焼失のため、昭和5年11月に新社屋を建てる。この社屋は昭和20年3月10日、東京大空襲で焼失するまで使われた。

第10回オリンピック選手団帰国第一陣への「歓迎船」。主催は東京朝日新聞と廣告社で、アイデアを出した廣告社は広告業者で一社だけ乗船できた。

オリンピック選手凱旋歓迎広告 （東京朝日新聞 昭和7年9月3日）

廣告社の医院案内連合広告は明治30年代からの長い歴史を持つ。 昭和になると全ページ広告へ発展した。(「都新聞」昭和12年2月22日)

光永星郎電通社長の音頭取りで湯澤精司の「業界55周年祝賀会」が東京會舘で行われた（昭和12年4月14日）

廣告社創業55年記念の「マーク連合」広告（東京朝日新聞 昭和12年4月25日）

昭和12年日中戦争の本格化から、広告世界にも戦時色が色濃くなっていく（『東京朝日新聞』昭和14年8月21日）

戦争の激化とともに若い社員は兵隊に取られ、社員は激減。（社員の出征壮行会 昭和17年頃）

戦時体制化の下で企業統合。広告界は自主整備で昭和19年11月1日、廣告社は他の3社と合併し「日本廣告社」に衣替えした。

昭和26年発行の「ラジオサービス」のパンフレット

昭和27年、日本が16年ぶりにオリンピック参加。

昭和37年から「大学展」が始まる。これが後の「入試相談会」へ発展していく。

昭和44年7月21日、アポロ11号が人類初の月面着陸。他紙のほとんどが広告を飛ばす中、読売新聞1面の広告が話題となった。

創業90周年シンボルマーク

創業95周年シンボルマーク

創業100周年シンボルマーク

平成元年7月15日から11月26日まで開催された「世界デザイン博覧会」

創業110周年 シンボルマーク

交詢ビルに移転。個人情報に対応するため各種セキュリティを強化。写真はセキュリティルーム

平成17年5月23日から9月25日まで開催されたEXPO2005「愛・地球博」

創業120周年シンボルマーク

創業125周年シンボルマーク